卵殻膜には、赤ちゃんのぷるぷるした肌に豊富な「Ⅲ型コラーゲン」を増やす効果があります。
この卵殻膜を使った「手作りの化粧水」「手作りのパック」を愛用している人達がいます。
「コスパがよく、効果も抜群!」と好評です。
どうやって作るのか興味がありますよね。
そこで、「卵殻膜の手作り化粧水とパックの作り方」をご紹介します。
注意点もいろいろありますので、しっかり読んでから作るかどうかを決めましょう!
目次
卵殻膜の手作り化粧水の作り方。注意点を守って!
卵殻膜の手作り化粧水は、卵殻膜を強いアルコールに漬け込んで作ります。
手順としては簡単なのです。
ただ、できあがる量に対して「かなりの数の卵」を使います。
しかも、使う卵はゆで卵ではなく「生卵」です。
殻を割ったあとに、どのように卵を使うかも考えておきましょう。
【材料】
・生卵 約10個
・強いアルコール(ウォッカやホワイトリカーなどアルコール度数40%以上のもの) 100ml
・精製水 80~100ml
・グリセリン 0~20ml(好みで増減させる)
・200ml以上はいる容器
※約200ml分の化粧水ができあがります。
精製水とグリセリンは、足して100mlになるよう混ぜて下さい。
【作り方】
1.生卵をきれいに水で洗う
2.卵を割り、殻の内側のヌルヌルを流水で洗い流す
3.割った卵の殻を、水に約半日漬ける
・暑い時期には冷蔵庫で漬けること
4.卵殻膜を殻からはがす
・水から上げた後、少し乾燥させるとはがしやすい
・はがした卵殻膜はザルの上に置くのがベスト
・皿やクッキングシートの上だと、くっつく可能性があるので要注意
5.はがした卵殻膜を乾燥させる
・色が白くなるまで乾燥させる
6.容器を水洗いする
7.洗った容器に、アルコール・乾燥させた卵殻膜を入れる
8.1~2週間放置する
9.ろ過が可能なクッキングペーパーをザルにしき、卵殻膜を漬け込んだアルコールをこす
・こす際、クッキングペーパーは絞らず自然に濾過するのを待つこと
10.こしたアルコールに精製水とグリセリンを混ぜる
・グリセリンには保湿効果があるのでお好みで使用する
11.卵殻膜化粧水の完成!
・完成した化粧水は冷蔵庫保存する
・使う前にはパッチテスをする
手作り化粧水の注意点!
卵は、割った瞬間から雑菌が繁殖しやすくなります。
作業は手早くやりましょう。
また、作った化粧水が嫌なニオイがでてきたら、使用を中止し捨てましょう。
そのまま、使い続けてはいけません。
手作りの卵殻膜化粧水には、保存料が入っていないので早めに使いきりましょう。
紹介した作り方で、約200mlの化粧水ができあがります。
もし200mlを使い切るのに時間がかかりそうな場合には、少量ずつ作りましょう。
精製水を混ぜる前の「卵殻膜を漬けたアルコール」は、比較的長く保存できます。
一度に全て混ぜず、少量ずつ作ることで腐敗が防げます。
50mlの化粧水を作りたければ、「アルコール25ml+精製水25ml」で作ります。
グリセリンを足すばあいには、精製水と合わせて25mlになるように混ぜます。
「卵殻膜を漬けたアルコールの量」と「精製水+グリセリンの量」は同量、と覚えておくとアレンジしやすいですね。
繰り返しの注意点となりますが、卵には雑菌がとても繁殖しやすいです。
完成した化粧水は、必ずパッチテストをしてから使うようにして下さいね。
卵殻膜では、手作りパックも!作り方と注意点とは?
卵殻膜のパックは、殻からはがした卵殻膜を顔に貼るだけです。
簡単に見えますが、実は結構たいへんです。
でも、効果は抜群ですので、興味のある方はぜひ試してみて下さい。
【材料】
・生卵(パックしたい範囲に合わせて個数をきめる)
【作り方】
1.生卵を割る
2.ピンセットなどを使い、殻から卵殻膜を丁寧にはがす
・殻を潰さないように注意しながら、殻にヒビをいれるとはがしやすい
・卵殻膜を少し乾燥させてからはがすと、はがれやすい
3.卵白がついてヌルヌルしていた面を、肌の気になる部分に貼る
4.5分から30分ほど放置する
・最初は短時間から開始すること
5.はがした後は、いつものようにお手入れをする
手作りパックの注意点!
できるだけパックの直前に卵を割りましょう。
菌の繁殖を防ぐためです。
手作りの卵殻膜パックを使う前に、クレンジング・洗顔を済ませておきましょう。
手作りの卵殻膜パックは「時間との戦い」です。
卵殻膜は菌が繁殖しやすいので、手早く作業する必要があります。
もし顔全体にパックしたいとなると、かなりの卵の数が必要となります。
卵殻膜をはがすには時間がかかりますので、顔全体を一気にパックするのは難しいでしょう。
目尻やほうれい線など「シワの気になるところ」「シミや毛穴の気になるところ」を最優先にパックすることをおすすめします。
卵殻膜の化粧水とパックのまとめ
卵殻膜の美容効果は、とても高いです。
卵の値段は、それほど高くありませんよね。
自宅で化粧水やパックを手作りするとかなりコスパが高いです。
ただ、卵殻膜を殻からはがすのには「慣れ」が必要です。
菌の繁殖を防止するためにも、手早く作業する必要があります。
また、生卵を使用するので「卵の使いみち」も考えておく必要があります。
作った化粧水は、ニオイなどで「なんか変かな?」と感じたらすぐに捨てましょう。
「コスパがいい」「効果がある」卵殻膜の手作りコスメですが、はっきりいうとズボラさんにはむいていません。
デメリットや注意点もしっかり把握し、チャレンジしましょう。
手作りにこだわらないというのであれば、やはり市販されている卵殻膜の化粧品を購入するほうが楽ですし、安心です。
卵殻膜の化粧品を使いたいというのであれば、市販品も選択肢にいれてみてくださいね。